・「臨(のぞ)む」と読みます。
・「臨」の意味 ①上から下を見る
②高位者が低位者の所へ行く
③直接その場に行く
④目の前にする
⑤その時になる
⑥治める
⑦制する
⑧見て写す
・「与人書」に次のような文があります。
帳芝臨池学書、池水尽黒。
張芝池に臨みて書を学び、池水尽く黒し。
張芝は池のそばで書を学び、池の水はすっかり黒くなった。
・書道のことを「臨池」といいますが、そのもとになった逸話です。
・この場合「池に臨みて」は「池のところで」という意味です。
・山月記の「谷川に臨んで姿を映す」は「谷川に面して川に姿を映す」という意味です。
・つまり、谷川の土手から川をのぞき込んで川面に姿を映す、ということです。
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