節を屈する

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 山月記(国語読解) 山月記(昔の文学)




・「節(せつ)を屈(くっ)する」と読みます。

・「節」は「節操」のことです。

・「節操」は「かたく守って変えない志」を意味します。

・「志」は「心の向き」という意味です。

・「屈する」は文語で「屈す」の連体形です。

・「屈す」は「曲げる」という意味です。

・「節を屈する」は「今までかたく守ってきた志を変えること」を意味します。

・「下吏となって長く膝を俗悪な大官の前に屈するよりは、詩家としての名を死後百年に遺そう」というのが李徴の志でした。

・それを変えて「一地方官吏の職を奉ずることにした」わけですから節を屈したことになります。

・「節を屈す」と「節を折る」は同様の意味ですが、漢文では一般に「節を折る」のほうが使われているようです。

・「史記」に次のような文があります。

・斉と同盟を結び秦に対抗していた楚の王の使いが斉王をののしったので、

斉王大怒、折節而下秦。
斉王大いに怒りて、節を折りて秦に下る。
斉王は非常に怒って、志を変えて秦に服従することにした。






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