・「自(みずか)ら恃(たの)む」と読みます。
・「自ら恃む」は「自らを恃む」ことです。
・「自ら」は「自分自身」という意味です。
・「恃」は「たのむ、頼る、あてにする」という意味です。
・「孫子」に次のような文があります。
敵近而静者、恃其険也。
敵近くして静かなるは、其の険を恃むなり。
敵が近くにいるのに静まりかえっているのは、陣地の険しさを頼みにしているのだ。
・「恃む」の意味は同じです。
・「自ら恃む」は「自分の能力の優秀さを頼みにする」という意味です。
・山月記には「自ら恃むところすこぶる厚く」と書かれています。
・「自分の能力の優秀さに対する信頼が非常に大きく」という意味です。
・「すこぶる厚い」は「非常に大きい」という意味です。
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