ある強い感情

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 Q:「ある強い感情」とは、どういう感情か。


 本文には「死骸の中にうずくまって」「檜皮色の着物を着た、背の低い、痩せた、白髪

頭の、猿のような老婆」が、「右の手に火をともした松の木切れを持って、その死骸の一

つの顔をのぞきこむように眺めていた」と書かれています。おそらく誰にとっても、それ

は恐ろしい光景なのではないでしょうか。また「死骸の中にうずくまって」老婆は行動し

ているわけですから、恐怖を感じながらも、いったい何をするつもりだろうかと下人が好

奇心を持っても、それは少しも不思議なことではありません。


 A:六分の恐怖と四分の好奇心とが入り混じった感情




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