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         [ 解説 ]

・題名 … 贈別(ぞうべつ)
・作者 … 杜牧(とぼく)
・詩形 … 七言絶句
・押韻(おういん) … 情、成、明
・主題 … 悲しいという思いが極まったとき、かえって何とも思わないし涙も出てこない。


    [ 現代語訳・書き下し文・原文 ]

贈別
贈別
別れに際し詩文を贈る
・贈別(ぞうべつ) … 別れのとき詩文を贈ること

多情却似総無情
多情却つて似たり総て情無きに
あふれる思いは、かえって全く何も思わないのに似ている。
・多情(たじょう) … あふれる思い

惟覚髄O笑不成
惟だ覚ゆ髄O笑ひの成らざるを
ただ、酒樽を前にして笑えずにいるのを自覚するだけだ。
惟〜 … ただ〜だけ(限定)、読み「たダ〜」
・覚(おぼ)ゆ … 自覚する
・(そん) … 酒を入れる容器

蠟燭有心還惜別
蠟燭心有り還た別れを惜しみ
蠟燭にも心がある、また別れを惜しみ、
・還(ま)た … また

替人垂涙到天明
人に替はりて涙を垂れ天明に到る
私に代わって涙を流し、夜明けになってしまった。
・天明(てんめい) … 夜明け


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