袴垂、保昌に合ふ事


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     [ 現代語訳・原文・語句 ]

昔、袴垂とて、いみじき盗人の大将軍ありけり。
昔、袴垂といって、並外れた盗賊の首領がいた。
・ いみじ … 並みの程度ではない
・ 大将軍 … 首領

十月ばかりに衣の用なりければ、衣少しまうけんとて、さるべき所々
十月頃に、着物が入り用であったので着物を少し調達しようと思って、適当な場所を
・ 衣(きぬ) … 着物
・ 用 … 必要
・ まうく … 準備する
・ さるべき … そうするのに適当な

うかがひ歩きけるに、夜中ばかりに、
あちこち窺って歩いていると、夜中くらいに、

人みな静まり果ててのち、月の朧なるに、
人がみな寝静まってしまった後、月がぼんやりかすんでいる中を、
・ 朧(おぼろ)なり … ぼんやりとかすんでいる


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