左右を顧みて他を言ふ


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 [ 現代語訳・書き下し文1 ]

顧左右而言他・孟子 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 託す … 預ける

・ 遊ぶ … めぐり歩く

・ 凍餒す … 凍え飢えさせる

・ 如〜何 … 〜をどうしたらよいか

  読み「〜ヲいかんセン」(疑問)

・ 棄つ … 捨てる


 [ 現代語訳・書き下し文2 ]

顧左右而言他・孟子 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 士師 … 司法官

・ 士 … 司法官の部下

・ 已 … 辞めさせる

・ 四境 … 斉の国

・ 左右 … 側近の者

・ 顧みる … ふり返る




    [ 原文 ]

 孟子謂斉宣王曰、「王之臣、

 有託其妻子於其友而之楚遊者、

 比其反也、則凍餒其妻子、則如之何。」

 王曰、「棄之。」

 曰、「士師、不能治士、則如之何。」

 王曰、「已之。」

 曰、「四境之内不治、則如之何。」

 王顧左右而言他。


    [ 現代語訳 ]

孟子が斉の宣王に対して、「王の家臣で、自分の妻子をその友人に預けて、楚の国に遊歴しに行った者がいて、その人が楚から帰ってくると、その妻子を凍え飢えさせていたとすれば、この友人をどうなさいますか。」と尋ねた。

王は、「これを家臣に用いない。」と答えた。

孟子が、「司法官が、その属官を統制することができなければ、この司法官をどうなさいますか。」と尋ねた。

王は、「これを罷免する。」と答えた。 孟子が、「斉の国内がよく統治されなければ、これをどうなさいますか。」と尋ねた。

王は、側近の者をふり返って他の話をした。


    [ 書き下し文 ]

孟子斉の宣王に謂ひて曰はく、「王の臣、其の妻子を其の友に託して楚に之きて遊ぶ者有らんに、其の反るに比びて、則ち其の妻子を凍餒せば、則ち之を如何せん。」と。

王曰はく、「之を棄てん。」と。

曰はく、「士師、士を治むること能はざれば、則ち之を如何せん。」と。

王曰、「之を已めん。」と。

曰、「四境の内治まらざれば、則ち之を如何せん。」と。

王左右を顧みて他を言ふ。








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