人に存する者は


・ 縦書き、全漢字に読み、ひらがな

・ HOME(漢文記事一覧)>孟子





 [ 現代語訳・書き下し文1 ]

存乎人者・孟子 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 莫〜於A … Aより〜なものはない

  読み「Aヨリ〜ハなシ」(比較)

・ 眸子 … 瞳

・ 瞭らかなり … 澄んでいるさま


 [ 現代語訳・書き下し文2 ]

存乎人者・孟子 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 眊し … 濁っているさま

・ 焉〜哉 … どうして〜か、〜ない

  読み「いづクンゾ〜や」(反語)

・ 廋す … 隠す




    [ 原文 ]

 孟子曰、「存乎人者、莫良於眸子。

 眸子不能掩其悪。

 胸中正、則眸子瞭焉。


 胸中不正、則眸子眊焉。

 聴其言也、観其眸子、人焉廋哉。」


    [ 現代語訳 ]

孟子が言うには、「人に備わっているもので、瞳ほど心の中をあらわすものはない。

瞳は心中の悪さを覆い隠すことができない。

心の中が正しければ、瞳は澄んでいる。

心の中が正しくなければ、暗く雲っている。

その言っていることを聴いて、その瞳を観れば、人はどうして心中を蔭にしまい込めるだろうか。」と。


    [ 書き下し文 ]

孟子曰はく、「人に存する者は、眸子よりも良きは莫し。

眸子は其の悪を掩ふこと能はず。

胸中正しければ、則ち眸子瞭らかなり。

胸中正しからざれば、則ち眸子眊し。

其の言を聴きて、其の眸子を観れば、人焉くんぞ廋さんや。」と。








Copyright プロ家庭教師タカシ All Rights Reserved