盍ぞ各爾の志を言わざる


・ 縦書き、全漢字に読み、ひらがな

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 [ 現代語訳・書き下し文1 ]

盍各言爾志・論語 現代語訳・書き下し文・読み


     [ 語句・句法 ]

・ 盍〜 …  どうして〜ないのか

  読み「なんゾ〜ざル」(再読文字・疑問)

・ 侍す … 身分の高い人の側にいる

・ 願〜 … 〜したいものです(願望)

・ 裘 … 毛皮の外套

・ 敝る … 壊れる

・ 憾み … 恨み


 [ 現代語訳・書き下し文2 ]

盍各言爾志・論語 現代語訳・書き下し文・読み


     [ 語句・句法 ]

・ 伐る … 誇る

・ 懐く … 親しむ


    [ 原文 ]

 顏淵・季路侍。

 子曰、「盍各言爾志。」

 子路曰、「願車馬衣裘、

 与朋友共、敝之而無憾。」

 顏淵曰、「願無伐善。無施労。」

 子路曰、「願聞子之志。」

 子曰、「老者安之、

 朋友信之、少者懐之。」


    [ 現代語訳 ]

顏淵と季路がおそばにいた。

先生が言われるには、「どうしてそれぞれ自分の志を言わないのか。」と。

子路が言うには、「車や馬や着物や毛皮の外套を友人と共に使用し、それが壊れても恨まないようになりたいものです。」と。

顏淵が言うには、「善行を誇ることがなく、苦労なことを人に押しつけることがないようになりたいものです。」と。

子路が言うには、「どうか先生の理想をお聞かせください。」と。

先生が言われるには、「老人の心を安らかにさせ、友人から信頼され、若者から親しまれるようになりたいものだ。」と。


    [ 書き下し文 ]

顏淵・季路侍す。

子曰はく、「盍ぞ各爾の志を言はざる。」と。

子路曰はく、「願はくは車馬衣裘、朋友と共にし、之を敝るも憾み無けん。」と。

顏淵曰はく、「願はくは善に伐る無く、労を施す無からん。」と。

子路曰はく、「願はくは子の志を聞かん。」と。

子曰はく、「老者は之を安んじ、朋友は之を信じ、少者は之を懐けん。」と。






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