石に中たりて矢を没す


・ 縦書き、全漢字に読み、ひらがな

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 [ 現代語訳・書き下し文1 ]

中石没矢・蒙求 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 太守 … 郡の長官

・ 拝す … 官職を授ける

・ 界に入らず … 国境を侵さない


 [ 現代語訳・書き下し文2 ]

中石没矢・蒙求 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 没す … 入り込む

・ 視る … 注意して見る

・ 不能〜 … 〜できない

  読み「〜あたハず」(不可能)




     [ 原文 ]

 前漢李広、隴西成紀人。世世受射法。

 武帝時、拝右北平太守。

 匈奴号曰漢飛将軍避之、数歳不入界。

 広出猟見草中石、以為虎而射之。

 中石没矢。

 視之石也。他日射終不能入。


     [ 現代語訳 ]

前漢の李広は隴西郡成紀県の人である。

代々射術を伝えていた。

武帝の時代に、右北平の郡の長官に任命された。 匈奴は漢の飛将軍と名づけて彼を避け、数年の間、国境を侵さなかった。

李広は猟に出かけ草の中にある石を見て、虎と思ってこれを射た。

石に当たって矢は入り込んだ。

これをよく見ると石だった。

別の日に射たところ、とうとう入り込ませることができなかった。


     [ 書き下し文 ]

前漢の李広は、隴西成紀の人なり。

世世射法を受く。

武帝の時、右北平太守に拝せらる。

匈奴号して漢の飛将軍と曰ひて之を避け、数歳界に入らず。

広出猟し草中の石を見て、以て虎と為して之を射る。

石に中たりて矢を没す。

之を視れば石なり。

他日射るに終に入るること能はず。








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