飲酒


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 [ 現代語訳・書き下し文1 ]

飲酒・陶潜 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 盧を結ぶ … 粗末な家を構える

・ 人境 … 人里

・ 喧 … うるささ

・ 君に問ふ … 自問の言葉

・ 何能〜 … どうして〜できるのか

  読み「なんゾよク〜」(疑問)

・ 爾る … そのようである

・ 心遠し … 心が俗世間を離れている

・ 偏なり … 中心からそれている


 [ 現代語訳・書き下し文2 ]

飲酒・陶潜 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 采る … 採る

・ 籬 … まがき

・ 悠然たり … ゆったりしているさま

・ 山気 … 山の空気

・ 日夕 … 夕暮れ

・ 佳し … すばらしい


 [ 現代語訳・書き下し文3 ]

飲酒・陶潜 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 真意 … 理想とした真の境地

・ 欲〜 … 〜しようとする

・ 弁ず … 説明する


   [ 原文 ]

 結 盧 在 人 境

 而 無 車 馬 喧

 問 君 何 能 爾

 心 遠 地 自 偏

 采 菊 東 籬 下

 悠 然 見 南 山

 山 気 日 夕 佳

 飛 鳥 相 与 還

 此 中 有 真 意

 欲 弁 已 忘 言


   [ 現代語訳 ]

粗末な家を構えて人里に住んでいるが、

それなのに馬車のうるささがない。

どうしてそんなことができるのか、自問してみる。

心が俗界を遠く離れると、住む所が自然とへんぴになる。

東の垣根のところで菊の花を摘み、

ゆったりとしていると、南山が目に入る。

山の空気は夕暮れがすばらしく、

飛ぶ鳥は連れだって帰っていく。

ここに理想とした真の境地がある。

説明しようとしたが、ことばを忘れてしまった。


   [ 書き下し文 ]

盧を結びて人境に在り

而も車馬の喧無し

君に問ふ何ぞ能く爾ると

心遠ければ地自づから偏なり

菊を采る東籬の下

悠然として南山を見る

山気日夕に佳く

飛鳥相与に還る

此中に真意あり

弁ぜんと欲して已に言を忘る






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