行行重ねて行行


   HOME(漢文記事一覧)

   形式、押韻、対句、主題、心情、解説

   縦書き、ひらがな、現代かなづかい




 [ 現代語訳・書き下し文1 ]

行行重行行・文選 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 行行重行行 … 果てしなく旅行く様子

・ 涯 … 果て


 [ 現代語訳・書き下し文2 ]

行行重行行・文選 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 会面 … 面会すること

・ 安〜 … どうして〜か、〜ない

  読み「いずクンゾ〜ン」(反語)

・ 胡馬 … 北方から来た馬

・ 依る … 寄りかかる

・ 越鳥 … 南方から渡って来た鳥


 [ 現代語訳・書き下し文3 ]

行行重行行・文選 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 衣帯 … 衣服の帯

・ 白日 … 太陽

・ 遊子 … 旅人

・ 顧返す … 故郷のことを気にかける


 [ 現代語訳・書き下し文4 ]

行行重行行・文選 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 令A〜 … Aに〜させる

  読み「Aヲシテ〜しム」(使役)

・ 晩る … 年月が経過する

・ 棄捐す … 夫が妻を見捨てる

・ 道ふ … 言う

・ 餐飯 … 食事


  [ 原文 ]

 行 行 重 行 行

 与 君 生 別 離

 相 去 万 余 里

 各 在 天 一 涯

 道 路 阻 且 長

 会 面 安 可 知

 胡 馬 依 北 風

 越 鳥 巣 南 枝

 相 去 日 已 遠

 衣 帯 日 已 緩

 浮 雲 蔽 白 日

 遊 子 不 顧 返

 思 君 令 人 老

 歳 月 忽 已 晩

 棄 捐 勿 復 道

 努 力 加 餐 飯


  [ 現代語訳 ]

行って行って、また、行って行って、

あなたとは生きながら別離している。

互いに万里以上も離れていて、

それぞれが天の一方の果てにいる。

道路は険しく、かつ、長い。

会えるかどうか、どうしてわかるだろうか。

北方の胡地から来た馬は北風に寄りかかり、

南方の越から来た鳥は南側の枝に巣を作る。

お互いの距離は、日に日に遠くなり、

帯は、日に日に緩くなる。

浮き雲は、太陽を覆いかくし、

旅人は、こちらのことを気にかけない。

あなたを思って、わたしは老けてしまいました。

歳月は、たちまち過ぎ去ってしまいました。

あなたに見捨てられても、もう何も言いません。

つとめて食事を取ってください。


  [ 書き下し文 ]

行行重ねて行行

君と生きながら別離す

相去ること万余里

各天の一涯に在り

道路は阻しく且つ長し

会面安くんぞ可知るべけん

胡馬は北風に依り

越鳥は南枝に巣くふ

相去ること日に已に遠く

衣帯日に已に緩し

浮雲白日を蔽ひ

遊子顧返せず

君を思へば人をして老いしむ

歳月忽として已に晩れぬ

棄捐せらるるも復た道ふ勿からん

努力して餐飯を加へよ






Copyright プロ家庭教師タカシ All Rights Reserved