天草洋に泊す


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 [ 現代語訳・書き下し文1 ]

泊天草洋・頼山陽 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 水天髣髴 … 海と空の区別がつかないさま

・ 煙 … 夕もや

・ 篷窓 … とま葺きの舟の窓


 [ 現代語訳・書き下し文2 ]

泊天草洋・頼山陽 現代語訳・書き下し文

     [ 語句・句法 ]

・ 瞥見す … ちらっと見る

・ 太白 … 金星、宵の明星

・ 明月 … 澄みわたった満月


  [ 原文 ]

 雲 耶 山 耶 呉 耶 越

 水 天 髣 髴 青 一 髪

 万 里 泊 舟 天 草 洋

 煙 横 篷 窓 日 漸 没

 瞥 見 大 魚 波 間 跳

 太 白 当 船 明 似 月


泊天草洋・頼山陽 形式・押韻・対句・主題

  [ 現代語訳 ]

かなたに見えるのは、雲か、山か、呉の国か、越の国か。

海と空が接する辺りは、青い一筋の髪の毛のように見える。

万里の彼方から旅をしてきて、天草洋に舟を泊めている。

苫舟の窓の外に夕もやがたなびき、太陽がようやく沈んだ。

大きな魚が波間に跳ねているのをちらっと見た。

宵の明星が舟の正面で輝いて、まるで明月のようだった。


  [ 書き下し文 ]

雲か山か呉か越か

水天髣髴青一髪

万里舟を泊す天草洋

煙は篷窓に横たはりて日漸く没す

瞥見す大魚の波間に跳るを

太白船に当たりて明月に似たり






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