晁卿衡を哭す


   白文の原文、ひらがなの読み。

   形式、押韻、対句、主題、心情。

   HOME(漢文記事一覧)



 [ 現代語訳・書き下し文 ]

哭晁卿衡 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 哭 … 大声で泣く

・ 晁衡 … 阿倍仲麻呂の漢名

・ 卿 … 姓名の間に入れて使う尊称

・ 帝都 … 長安

・ 征 … 遠くに行く

・ 蓬壺 … 中国の東の海中にある仙人が住むという仙境

・ 碧 … 青緑色


 [ 歴史的かなづかい ⇒ 現代かなづかい ]

・ 晁卿(てうけい) ⇒ 晁卿(ちようけい)

・ 帰(かへ)ら ⇒ 帰(かえ)ら

・ 沈(しづ)み ⇒ 沈(しず)み

・ 愁色(しうしよく) ⇒ 愁色(しゆうしよく)

・ 蒼梧(さうご) ⇒ 蒼梧(そうご)


    [ 原文 ]

 日 本 晁 卿 辞 帝 都

 征 帆 一 片 遶 蓬 壺

 明 月 不 帰 沈 碧 海

 白 雲 愁 色 満 蒼 梧


哭晁卿衡 形式・押韻・対句・主題


    [ 現代語訳 ]

日本の晁卿は帝都に別れを告げて

遠く去って行く一片の舟は蓬壺のまわりを回る。

明月は帰ってこないで青緑色の海に沈んでしまった。

白雲が愁いの色をたたえて蒼梧の空に満ちている。


    [ 書き下し文 ]

日本の晁卿帝都を辞し

征帆一片蓬壺を遶る

明月帰らず碧海に沈み

白雲愁色蒼梧に満つ






Copyright プロ家庭教師タカシ All Rights Reserved