黄鶴楼


   白文の原文、ひらがなの読み。

   形式、押韻、対句、主題、心情。

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 [ 現代語訳・書き下し文1 ]

黄鶴楼・崔顥 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 千載 … 千年

・ 悠悠 … 限りなく続くさま


 [ 現代語訳・書き下し文2 ]

黄鶴楼・崔顥 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 晴川 … 晴れわたった川

・ 歴歴たり … はっきりと見える様子

・ 漢陽 … 黄鶴楼の対岸にある町

・ 萋萋たり … 草木が盛んに生い茂っている様子

・ 郷関 … 故郷

・ 煙波 … もやが立ちこめて波立つ水面

・ 江上 … 川のほとり


   [ 原文 ]

 昔 人 已 乗 白 雲 去

 此 地 空 余 黄 鶴 楼

 黄 鶴 一 去 不 復 返

 白 雲 千 載 空 悠 悠

 晴 川 歴 歴 漢 陽 樹

 芳 草 萋 萋 鸚 鵡 洲

 日 暮 郷 関 何 処 是

 煙 波 江 上 使 人 愁


黄鶴楼 形式・押韻・対句・主題


   [ 現代語訳 ]

昔、仙人がすでに黄色い鶴に乗って飛び去り、

この地には空しく黄鶴楼だけが残っている。

黄色い鶴はひとたび去って二度と戻ってこなかった。

白い雲は千年の間ずっと空しく浮かんでいた。

晴れ渡った川の対岸に漢陽の町の木々がはっきりと見える。

かぐわしい草々が中州の鸚鵡洲に盛んに生い茂っている。

日暮れ時、故郷はどのあたりだろうか。

もやが立ちこめ水面が波立つ長江のほとりの風情が、人を郷愁の思いにかりたてる。


   [ 書き下し文 ]

昔人已に黄鶴に乗りて去り

此の地空しく余す黄鶴楼

黄鶴一たび去りて復た返らず

白雲千載空しく悠悠

晴川歴歴たり漢陽の樹

芳草萋萋たり鸚鵡洲

日暮郷関何れの処か是れなる

煙波江上人をして愁へしむ






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