江村


   白文の原文、ひらがなの読み。

   形式、押韻、対句、主題、心情。

   HOME(漢文記事一覧)



 [ 現代語訳・書き下し文1 ]

江村・杜甫 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 江村 … 川のほとりの村

・ 清江 … 清らかな川

・ 長夏 … 日の長い夏

・ 幽かなり … もの静かである

・ 自づから … 自然に

・ 堂上 … 屋敷の中

・ 相親しむ … 相手に親しむ

・ 水中 … 水の上


 [ 現代語訳・書き下し文2 ]

江村・杜甫 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 碁局 … 碁盤

・ 釣鉤 … 釣り針

・ 須つ所 … 必要なもの

・ 微躯 … つまらない自分


     [ 原文 ]

 清 江 一 曲 抱 村 流

 長 夏 江 村 事 事 幽

 自 去 自 来 堂 上 燕

 相 親 相 近 水 中 鷗

 老 妻 画 紙 為 碁 局

 稚 子 敲 針 作 釣 鉤

 多 病 所 須 惟 薬 物

 微 軀 此 外 更 何 求


江村・杜甫 形式・押韻・対句・主題


     [ 現代語訳 ]

清らかな川は、ひと曲がりして、村を抱きかかえるように流れている。

日の長い夏、川のほとりの村は万事がもの静かである。

自然に行ったり来たりする、屋敷の中の燕。

親しんで近づいてくる、水の上の鴎。

老いた妻は紙に描いて碁盤を作り、

稚い子は針をたたいて釣り針を作っている。

病気がちな私に必要なものはただ薬だけである。

つまらない自分は、このほかにさらに何を求めようか。


     [ 書き下し文 ]

清江一曲村を抱きて流る

長夏江村事事幽かなり

自づから去り自づから来たる堂上の燕

相親しみ相近づく水中の鴎

老妻は紙に画きて碁局を為り

稚子は針を敲きて釣鉤を作る

多病須つ所は惟だ薬物のみ

微躯此の外に更に何をか求めん






Copyright プロ家庭教師タカシ All Rights Reserved