株を守る


・ 「守株」とは、「いたずらに古い習慣にとらわれて時勢の変化に適応できないこと」を意味します。

・ 縦書き、全漢字に読み、ひらがな

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 [ 現代語訳・書き下し文1 ]

守株 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 田 … たんぼ、畑

・ 因りて … そこで

・ 耒 … すき

・ 釈つ … 持っているものを捨てる

・ 冀ふ … 強く願う、切望する


 [ 現代語訳・書き下し文2 ]

守株 現代語訳・書き下し文


     [ 語句・句法 ]

・ 不可〜 … 〜できない

   読み「〜べからず」(不可能)

・ 不復〜 … 二度と〜しない

   読み「復た〜ず」(部分否定)

・ 身 … 自分自身

・ 欲〜 … 〜しようと思う

・ 類 … 同じ種類のもの、同類




     [ 原文 ]

 宋人有耕田者。

 田中有株。

 兎走触株、折頸而死。

 因釈其耒而守株、冀復得兎。

 兎不可復得、而身為宋国笑。

 今欲以先王之政、治当世之民、皆守株之類也。


     [ 現代語訳 ]

宋の国の人に畑を耕す者がいた。

畑の中に切り株があった。

兔が走ってきて切り株にぶつかり、首を折って死んだ。

そこで持っていたすきを捨てて切り株を見守り、もう一度兔を手に入れることを切望した。

兔は二度と手に入れることができず、自分は宋の国の笑いものとなった。

今先の王の政治手法で、現代の民を治めようと思うのは、すべて切り株を守るのと同類である。


     [ 書き下し文 ]

宋人に田を耕す者有り。

田中に株有り。

兎走りて株に触れ、頸を折りて死す。

因りて其の耒を釈てて株を守り、復た兎を得んことを冀ふ。

兎復た得べからずして、身は宋国の笑ひと為る。

今先王の政を以て、当世の民を治めんと欲するは、皆株を守るの類なり。








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