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     [ 現代語訳・原文・語句 ]

またの日の戌の時ばかりになむ、からうじて生き出でたりける。
翌日の戌の時くらいに、やっとのことで息を吹き返したのだった。
・戌(いぬ)の時 … 午後八時の前後二時間
なむ … 係助詞・強調
・からうじて … ようやく
・生き出づ … 息を吹き返す
・ける … 過去の助動詞「けり」の連体形(結び)

昔の若人は、さるすける物思ひをなむしける。
昔の若者は、そういういちずに異性を好む物思いをした。
・すけ ⇒ 好け … 四段活用の動詞「好く」命令形
・る … 存続の助動詞「り」の連体形
なむ … 係助詞・強調
・ける … 過去の助動詞「けり」の連体形(結び)

今の翁、まさにしなむや。
現代の老人は、どうしてそんな物思いをするだろうか、しないだろう。
・翁(おきな) … おじいさん
・まさに〜や … どうして〜か(反語)
・し … サ行変格活用の動詞「す」の連用形
・な … 強意の助動詞「ぬ」の未然形
・む … 推量の助動詞「む」の終止形
 … 係助詞・反語


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