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・「存外」は「ぞんがい」と読みます。 ・「存」は「思う、考える」という意味です。
① 有島武郎の文章から 監督を先頭に、父から彼、彼から小作人たちが一列になって、鉄道線路を黙りながら 歩いてゆくのだったが、横幅のかった丈の低い父の歩みが存外しっかりしているのを、 彼は珍しいもののように後ろから眺めた。 ② 夏目漱石の文章から わたしは思わず足をとめたまま、ぼんやりわたしの部屋の中に、殊にわたしの足もと にある、薄赤い絨毯に目を落とした。それから素足の指先にそっと絨毯をなでまわした。 絨毯の与える触覚は存外毛皮に近いものだった。
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