いはで思ふ


・ 大和物語「いはで思ふ」の現代語訳と品詞分解です。現代語訳と品詞分解を並べて記載しています。

・ 500個ほど有るといわれている重要語句はカラーで表示しています。150個ほど有るといわれている最重要語句には印を付けています。

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       [ 現代語訳・品詞分解・原文 ]

いはで思ふ・大和物語 現代語訳・品詞分解・原文


       [ 詳しい解説 ]

同じ帝、狩いとかしこく好み給ひけり。
同じ帝が、狩りを非常にはなはだしくお好みになった。
・ 同じ … シク活用の形容詞「同じ」の連体形
・ かしこく … ク活用の形容詞「かしこし」の連用形
☆ かしこし … はなはだしい
・ 好み … マ行四段活用の動詞「好む」の連用形
・ 給ひ … ハ行四段活用の動詞「給ふ」の連用形
・ けり … 過去の助動詞「けり」の終止形

陸奧国、磐手の郡より奉れる御鷹、
陸奧の国の磐手の郡から献上した御鷹が、
・ 奉れ … ラ行四段活用の動詞「奉る」の命令形
・ る … 完了の助動詞「り」の連体形

世になくかしこかりければ、
比べるものがないほど優れていたので、
・ なく … ク活用の形容詞「なし」の連用形
・ かしこかり … ク活用の形容詞「かしこし」の連用形
☆ かしこし … すぐれている
・ けれ … 過去の助動詞「けり」の已然形

になう思して、御手鷹にし給ひけり。
この上もなくお思いになって、手飼の御鷹になされた。
・ になう … ク活用の形容詞「になし」の連用形(音便)
○ になし … ぬきんでている
・ 思し … サ行四段活用の動詞「思す」の連用形
☆ 思す … 「思ふ」の尊敬語
・ し … サ行変格活用の動詞「す」の連用形
・ 給ひ … ハ行四段活用の動詞「給ふ」の連用形
・ けり … 過去の助動詞「けり」の終止形

名をば磐手となむ付け給へりける。
名前を磐手とお付けになっていた。
○ なむ(係助詞・強調) ⇒ 結び:ける(連体形)
・ 付け … カ行下二段活用の動詞「付く」の連用形
・ 給へ … ハ行四段活用の動詞「給ふ」の命令形
・ り … 存続の助動詞「り」の連用形
・ ける … 過去の助動詞「けり」の連体形





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