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         [ 解説 ]

・題名 … 静夜思(せいやし)
・作者 … 李白(りはく)
・詩形 … 五言絶句(ごごんぜっく)
・押韻(おういん) … 光、霜、郷
・対句 … 「挙頭望山月」と「低頭思故郷」
・鑑賞 … ベットの前の月の光が作者の目を山の上の月に向ける。それは故郷で見ていたのと同じ月であり、作者は故郷のことをしみじみと思う。


    [ 現代語訳・書き下し文・原文 ]

静夜思
静夜思
静かな夜の物思い

牀前看月光
牀前月光を看る
ベットの前に降り注ぐ月の光をじっと見る。
・牀(しょう) … ベット
・看(み)る … じっと見る

疑是地上霜
疑ふらくは是れ地上の霜かと
地上に降りた霜ではないかと見まちがえてしまう。
・疑是〜 … 〜と見まちがえる
      読み「うたがフラクハこレ〜」

挙頭望山月
頭を挙げて山月を望み
頭をあげて山の上の月を眺め、
・挙(あ)ぐ … あげる
・山月(さんげつ) … 山の上の月
・望(のぞ)む … 眺める

低頭思故郷
頭を低れて故郷を思ふ
うなだれて故郷のことをしみじみと思う。
・低(た)る … たれる

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