早発白帝城現代語訳・書き下し文・読み方

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[ 解説 ]

・題名 … 早発白帝城（つとにはくていじょうをはっす）
・作者 … 李白(りはく)
・詩形 … 七言絶句
・押韻(おういん) … 間、還、山
・主題 … 白帝城から江陵までの千里の道のりを舟で軽快に下ってゆくそう快さが描かれている。

[ 現代語訳・書き下し文・原文 ]

早発白帝城
早に白帝城を発す
早朝に白帝城を出発する
・早に … 早朝に

朝辞白帝彩雲間
朝に辞す白帝彩雲の間
朝早く、朝焼け雲のたなびく中で、白帝城に別れを告げ、
・朝に … 朝早く
・辞す … 別れを告げて去る

千里江陵一日還
千里の江陵一日にして還る
千里も離れている江陵まで一日で帰ってきた。

両岸猿声啼不住
両岸の猿声啼きて住まざるに
両岸の猿のなき声がとぎれないうちに、
・猿声啼きて … 猿が鳴いていて
・住まざるに … やまないうちに

軽舟已過万重山
軽舟已に過ぐ万重の山
軽快に進む舟は、すでに幾重にも重なった山々の間を通り過ぎていた。
・軽舟 … 軽快な舟
・万重の山 … 幾重にも重なった山々

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