さらぬ別れ


・ 伊勢物語「さらぬ別れ」の現代語訳と品詞分解です。現代語訳と品詞分解を並べて記載しています。

・ 500個ほど有るといわれている重要語句はカラーで表示しています。150個ほど有るといわれている最重要語句には印を付けています。

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       [ 現代語訳・品詞分解・原文 ]

さらぬ別れ・伊勢物語 現代語訳・品詞分解・原文


       [ 詳しい解説 ]

昔、男ありけり。
昔、男がいた。
・ あり … ラ行変格活用の動詞「あり」の連用形
・ けり … 過去の助動詞「けり」の終止形

身はいやしながら、母なむ宮なりける。
身分は低いが、母は天皇の子だった。
・ いやし … シク活用の形容詞「いやし」の語幹
☆ いやし … 身分が低い
○ なむ(係助詞・強調) ⇒ 結び:ける(連体形)
・ なり … 断定の助動詞「なり」の連用形
・ ける … 過去の助動詞「けり」の連体形

その母、長岡といふ所に住み給ひけり。
その母親は、長岡という所に住んでおられた。
・ いふ … ハ行四段活用の動詞「いふ」の連体形
・ 住み … マ行四段活用の動詞「住む」の連用形
・ 給ひ … ハ行四段活用の尊敬の補助動詞「給ふ」の連用形
・ けり … 過去の助動詞「けり」の終止形

子は京に宮仕へしければ、
子は京で宮仕えをしていたので、
・ し … サ行変格活用の動詞「す」の連用形
・ けれ … 過去の助動詞「けり」の已然形


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